小銭ずしを知ってますか? 小銭ずしはコスパがよくておいしい

寿司チェーン店「小銭ずし」とは、日活をはじめとする各社の青春映画などで活躍された大スターの太田 博之(おおた ひろゆき)さんが創業したフランチャイズの持ち帰り寿司チェーン店です。藤本美貴(ミキティ)さんがCMキャラをされていた「小僧寿し」と混同される方がいますが、「小僧寿し」と「小銭ずし」は別のものです。

経営破綻した はずの「小銭ずし」 が生き残っていました。

しかも、安くうまくて大満足のお店でした。

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当時の大スター太田 博之さん

太田 博之さんは1972年のテレビの必殺シリーズの第1作目「必殺仕掛人」(全33話)でも「櫓(やぐら)の万吉」役で出演されていました。

U-NEXT の見放題に「必殺仕掛人」(全33話)がありましたので、観てみました。

太田 博之さん演じる「櫓の万吉」は、 仕掛け人の藤枝梅安(緒形拳)、西村左内(林与一)、仕掛け人の元締めの音羽屋半右衛門(山村聡)の密偵で連絡役として登場します。

仕掛人の密偵「岬の千蔵」(秋野太作)の弟分です。

ハンサムな青年役です。

1960年代は日活などの青春映画、1970年代はテレビの 「必殺仕掛人」 のような時代劇を中心に出演されていた当時の大スターですね。

太田 博之さんを特集した当時の雑誌「アサヒグラフ」

持ち帰り寿司チェーン店「小銭ずし」 は大成功だったが

太田 博之さん は、1976年に引退、実業家となり、持ち帰り寿司チェーン店「小銭ずし」を創業します。

当時は、注文して出前をしてもらう古いタイプのお寿司屋さんが多く、手軽に買える持ち帰り寿司は人気となり「小銭ずし」は成功、ライバルの 持ち帰り寿司チェーン店 「小僧寿し」と争うように店舗を増やしていきました。

しかし、太田 博之さんは1986年に借金返済トラブルで 監禁と強要容疑で逮捕されてしまい、それがきっかけで 「小銭ずし」は 経営が傾いてしまいました。

ところが、絶滅したと思われていた「小銭ずし」が現在も残っていることをTwitterで知りました。

口コミでの評判も良いようなので、ちょっと不便な場所ですが二輪車で買いに行って食べてみました。

フランチャイズチェーンの第1号店?

「小銭ずし」 を紹介ツイートされている「かどや」さんというのは、東京都墨田区向島の料亭街にある居酒屋さんです。

「かどや」さん によれば、墨田区八広に残っている 「小銭ずし」 は小銭ずしフランチャイズチェーンの第1号店だそうです。

これは、行くしかないでしょう。

小銭ずし 八広店

小銭ずし 八広店 は京成電鉄の八広駅のそばです。

南千住東口から平井方面に抜ける道路に面して、 小銭ずし 八広店 はあります。

ご自宅の1階で、ご家族で経営されているようです。

うちからは、ちょっと遠いのですが、スクーターで行ける距離です。

いまどき珍しいメニューサンプル

作り置きせず、注文を受けてから握るので、メニューサンプルがあります。

「竹にぎり寿司」が480円(税込み)

「松にぎり寿司」が500円(税込み)

です。

安い!!

お店でいただいた小銭ずしのメニュー価格表

画像右が 「竹にぎり寿司」

画像左が 「松にぎり寿司」

おすすめは 「松にぎり寿司」

おすすめは 「松にぎり寿司」 です。

注文を受けてから握るので、鉄火巻とかっぱ巻が美味しいんです。

握りは、マグロ、イカ、エビ、タコ、タマゴ。

最近、スーパーでお寿司を買うと、シャケ(サーモン)が多かったり、よくわからない魚だったりしますが、これは古くからのお寿司の定番ですね。

なつかしい味がして、とても美味しい。

サーモンのネタは嫌いではないですが、あまり好きでもないので、サーモンがないのは嬉しい。

その上、午後2時までは、それぞれランチタイム100円引きです。

「松にぎり寿司」 は、海苔が香ばしくて美味しい。

「竹にぎり寿司」 は、マグロ、イカ、エビ、タコ、、サバ、タマゴ 。

最近、 「小銭ずし」 を知ったばかりですが、すでに何度かリピートしています。お気に入りのお店です。

いろいろな食品が値上がりしているので、値上がりが心配です。

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